QGISでいろいろなデータを扱うことが出来るようになりましたので、スマホに転送して現場で持ち歩いてみましょう。

QGISのプロジェクトをスマホで使うのであればQFieldというアプリを使うのが一般的だと思います。プロジェクトの一部または全部をそっくり使えるので見た目にもPCと同じように表示できてとてもいいアプリです。
しかし、今回は地図ロイドというアプリでその方法を紹介します。地図ロイドを使う理由は山旅ロガーGOLDと連携してトラックログを使うことができる点で優れているからです。ただし、表示する美しさはQFieldには敵いません。

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このプロジェクトの中から模擬外周というポリゴンと森林作業道練習というラインの2つのレイヤをスマホに移していきます。

その手順は①GeoJSONファイルに変換 ②転送(Googleドライブ) ③地図ロイドに取り込む となります。②の転送については色々な方法がありますが今回はGoogleドライブを使います。

①GeoJSONファイルに変換 ②転送(Googleドライブ)
 地図ロイドの場合は図形を表示する形式はGeoJSONになりますので、シェープファイルから変換しなければなりません。②転送の手順も保存先をGoogleドライブにして同時に完了しましょう。
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レイヤを右クリックしてエクスポート新しいファイル名で地物を保存と進みます。


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図のように
 形式GeoJSON
 ファイル名
でGoogleドライブのフォルダを選んで適当にファイル名を付けます。
 座標参照系(CRS)EPSG4326 WGS84を指定します。

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この様なメッセージが出てきたらそのままOKで大丈夫(だと思います)。

同じように森林作業道練習のレイヤもGeoJSONに変換してGoogleドライブに収めましょう。

QGIS上には作成したGeoJSONのレイヤも追加されますが必要はありませんので下の図のように削除してしまいます。

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③地図ロイドに取り込む
 地図ロイドへ取り込みます。スマホに地図ロイドGoogleドライブをインストールします。


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スマホからGoogleドライブを開いて該当のフォルダーを開くと保存したGeoJSONファイルがあるのでタップか右端の・・・で出てくるメニューからアプリで開くを選択します。
アプリは当然地図ロイドを指定します。私の場合は他にGeoJSONを使うアプリが無いので常にこのアプリを使う設定にしています。
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これは地図ロイドが確認のメッセージを出しているのでOKを選択です。

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データはこれで取り込みは出来ました。
同じように他の1件のデータを登録します。

地図ロイドを起動してMENUを開きます。
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作図GeoJSONを選択

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対象のファイル名をタップするとが付き地図に反映されます。を外すと非表示になります。

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右の・・・でメニューを開いてジャンプをタップすると地物が表示されます。

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もう一度GeoJSONのメニューまで戻ってスタイルの設定をします。
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練習作業道の方は線の色にしてラベルを表示 使うプロパティ名路線名を選択しました。

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練習外周塗りつぶし色透明度25に指定。


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この様に表示されました、パラボラアンテナのマークで現在地に移動します。
地図ロイドの詳しい使い方についてはいずれ紹介したいと思います。